ゴルフクラブは新商品が発売されて、一定期間が経つとマークダウンになるメーカーがあります。特に海外のメーカーはその傾向があります。Aiの進化で各メーカーもAiによる設計を取り入れるようになっています。そこで、商品サイクルとマークダウンについて私なりに考えてみました。これは、現時点のことであり、来年にはもっと変わっている可能性があります。
開発スピードと新商品サイクル
昨年はChat GPTの登場でAiに注目が集まりました。キャロウェイだけではなくテーラーメイドやコブラなどもAiを使ったクラブ設計を行っています。また、国内メーカーでも声を上げてはいませんがAiを使った設計を行っているところもあります。
Aiを使うことで開発スピードが速くなることは間違いないです。弾道測定器も進化し、データの蓄積スピードも速くなり、蓄積データを解析するスピードも速くなっています。開発してからヒューマンテストまでのスピードが速くなることでテスト結果をフィードバックするスピードも速くなります。何もかもが速くなるのが今の時代だと思います。
開発スピードが速くなりますが、コストがかかるので商品価格も上がりますが、それも一時的なもので徐々に落ち着くのではなかと思っています。
マークダウン時期
マークダウンが遅くなると新製品と旧製品の混在期間が長くなり、メーカーが売りたい新商品の売り上げに支障をきたしているは事実です。
昨年はテーラーメイドのステルス2が発売されましたが、マークダウンのステルスの滞留在庫が多く、一時期ステルス2よりステルスの方の売り上げがよかった時期がありました。新しいモデルが好きなゴルファーもいますが、少しでも安く買いたいゴルファーはマークダウン品に目が行くのも事実。実際に試打して新モデルと旧モデルで大きな差がなければ安い旧モデルを買う人が多いです。
キャロウェイ、テーラーメイド、コブラは2024年モデルが発売されますが、2023年モデルが多く残っています(一部スペックは完売)。3社に関していえば2023年モデルのマークダウンは例年よりも前倒しでした。しかし、まだ商品が残っているということはもっと早くマークダウンする可能性があります。ニューモデルの売り上げのピークは発売されてから3ヶ月、そこから徐々に売り上げは落ちる傾向にあります。
マークダウンの時期を早めると粗利は落ちますが、旧製品の消化が進めば新商品の売り上げが上がる可能性があります。
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