2025年4月25日、ChatGPTの「o3」と「o4-mini」でタスクスケジュール機能が正式に使えるようになりました。これまではテスト版の「4o」モデルだけで使えていた機能です。それが、「o3」と「o4-mini」にも搭載されたことで、多くのユーザーが日常の自動化に一歩踏み出せるようになりました。
この記事では、このタスクスケジュール機能について、できるだけわかりやすくまとめました。設定方法や使い方、ちょっとした注意点も一緒に紹介していきます。
そもそも「o3」と「o4-mini」って?
o3は、これまでのChatGPTの中でも特に高性能なモデルです。応答の正確さも、情報の広さも、そして考える深さも、どれを取っても進化しています。コーディングや科学、ビジュアル認識など、専門的な分野でも力を発揮するそうです。
一方、o4-miniは、軽くて速いのが特徴です。性能は高いけれどコストも抑えめ。ちょっとした日常使いにはぴったりのモデルになっています。
この2つに共通する大きな進化が、タスクスケジューリング機能の追加でした。
タスクスケジュールって、どんなことができるの?
たとえば、こんなお願いができるようになりました。
「毎朝9時に昨日のAIニュースをまとめて教えて」
これまで手動でチャットしていたことが、あらかじめ設定しておけば自動でやってくれます。しかも、1回きりではなく、毎日とか、毎週とか、定期的なタスクも組めます。
終わったら通知もしてくれるので、忙しい中でもやるべきことを忘れずに済みます。iOS、Android、macOSアプリでも使えます。Windows版アプリには、もう少しで対応する予定だそうです。
⚒️設定について
設定は、すごく簡単です。
特別な画面操作はいりません。チャットに普通に話しかけるみたいに、「○○を△△時にお願い」って書くだけで大丈夫です。
さらに、プロフィールアイコンを押して「タスク管理画面」を開けば、まとめてタスクを管理できます。新しいタスクを作ったり、今あるタスクを編集したりも、直感的にできるようになっています。
「これ、誰でも使えるじゃん」と思うくらい、敷居が低いです。
📝どんなタスクが組めるの?
身近な例をいくつか紹介します。
・毎朝、天気と交通情報を教えてもらう
・毎日、ToDoリストを整理してもらう
・気になるテーマの最新ニュースを送ってもらう
・毎週、食事プランを考えてもらう
・子どもの寝かしつけ用の小話を作ってもらう
ほかにも、アイデアしだいでどんどん使い道が広がります。
日々の情報収集はAI💻に任せることで、使える時間が増えるようになります。これが最大のメリットです。もちろん、収集した内容のチェックは必要ですが😅
⚠️でも注意点もある
便利な機能ですが、いくつか注意することもあります。
まず、同時にアクティブにできるタスクは最大10個まで。それ以上追加したいときは、いくつか止めたり消したりする必要があります。
それから、ボイスチャットやファイルアップロードにはまだ対応していません。あくまで、チャットと通知が中心の仕組みになっています。
あと、ベータ版なので、たまにタスクの実行タイミングがずれたり、うまく動かないこともあります。過信せず、こまめにチェックしておくのが安心です。
📌うまく使うためのコツ
最初から複雑なタスクを組もうとせず、まずは簡単なタスクで試すのがおすすめです。
「毎日、午前9時に昨日の芸能ニュースを5件送って」、など軽い設定で動作確認してみるのがいいです。あとは、どんどん使って自分用にカスタマイズするのがいいです。通知がいらなくなったらタスク管理画面から削除するだけです。
プロンプトはなるべく具体的に。「ニュースを教えて」より、「毎朝8時に、テクノロジー分野の主要ニュースを3件、要約して送って」と伝える方が、希望通りの結果が得られやすいです。
タスク専用のチャットを作っておくと、履歴がごちゃごちゃしなくて便利です。
また、Zapierなどの外部ツールと組み合わせれば、さらに本格的な自動化もできます。
o3とo4-miniならではの強み
テスト版だったChatGPT 4oでもタスクスケジュールは使えましたが、今回のo3とo4-miniは精度も安定性も大きく向上しています。
とくに、複雑なタスクでも自然な流れでこなせる力は、最新モデルならではです。これまでタスクを組むときに悩んでいた人も、かなり使いやすく感じるはずです。
まとめ
ChatGPT o3とo4-miniで、日々のタスクをAIに任せられる時代が本格的に始まりました。
もちろん、まだベータ版ということもあり、完璧とは言えません。それでも、これまで面倒だったことを自動化できるようになった意義は大きいと思います。
試してみて、もしうまくいかなかったら、プロンプトをちょっと直して再設定すれば大丈夫です。小さな工夫を重ねながら、自分にぴったりの使い方を見つけてみてください。
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