前作はたっぷりと肉体的危機感を味合わせてもらったが、今回は精神的に追いつめられた。鮫島が刑事生命を欠けて単独行動をするが、結局は事件は解決の方向に向かうのでストーリー的には味付けが薄い。でも、新宿鮫シリーズ第三弾ということで読むと作者の進歩が伺える。エンターテインメント色が強いの読者を飽きさせない為には致し方ないのだろう。
【登場人物】
鮫島 通称「新宿鮫」、新宿署防犯課、警部
桃井 鮫島の上司、新宿署防犯課、警部
藪 新宿署の鑑識係員
藤丸 警視庁、警視監(新宿鮫)
白坂 警視庁、捜査二課、警部補
井口 警視庁、捜査二課、警部
村内 警視庁、捜査一課、警部
滝沢 東京国税局、査察部、第五
晶 鮫島の恋人、ロックバンド「フーズ・ハニイ」のボーカル
入江藍 「インディゴ」のママ
須藤綾香 須藤あかねクリニック社長
島岡ふみえ 島岡企画社長、釜石クリニック看護婦
須藤あかね 藤崎綾香の姉
光岡 正 元新宿署、刑事課、巡査部長
釜石 釜石クリニック医院長
三森 故買屋
浜倉 美人局
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