トラックマンでクラブの軌道やインパクト時のフェースアングルを知るとどういう球筋になるか分かる。

Golf
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今や一般的になってきたトラックマンでの計測。トラックマンでは様々なデータを測定できます。以下に測定できるデータの一部を出してみました。

クラブスピード(ヘッドスピード)
アタックアングル(入射角)
クラブパス(クラブ軌道)
ダイナミックロフト(インパクトロフト)
フェイスアングル(フェイスの向き)
スピンロフト
フェイストゥパス
スイングプレーン(プレーン傾斜角)
スイングディレクション(スイング方向)
ローポイント(最下点)
インパクトオフセット(打点位置)
インパクトハイト(打点位置)
ダイナミックライ(インパクトライ角)
ボールスピード
ミート率
打ち出し角
左右打出角
スピン量
スピン軸の傾き
最高到達点
キャリー
トータル(ランを含む飛距離)
サイド(左右の誤差)
サイドトータル
着地角
この測定値の中で私が重要視しているのはClub Path、Face Angle、Face to Path、Spin Axisなどボールの打ち出し方向やボールの曲がりについてです。というのも、どれだけフェアウェイにボールを置けるかを考えているからです。ミート率が良くても、スピン量は適正でも、打ち出し角が良くてもボールがフェアウェイになければゴルフは難しくなると思っているから。
以下に、私自身が測定した4つの球筋を出してみました。

1.インサイドアウトの軌道 フック系でスピンがきつめ

トップの位置を低くしてインサイドアウトの軌道でのスイング。フェースアングルは0.9度フック、スピン軸はフック系に19.1。フェースアングルは閉じているので打ち出し角は低め。ドロー系のボールなのでスピン量は少な目です。

クラブパスが5.5Rなのでインサイドアウトの軌道としては理想だと思っています。これが、10R以上になるとやりすぎだと思います。インサイドアウトの場合、クラブの軌道に対しフェースアングルはやや開いてFace to Pathが少しかぶるぐらいだと右打ちだしのドローになります。これは、理想でスイングの再現性が低い場合はボールが散らばります。

2.インサイドアウトの軌道 プッシュアウト

持ち球ドローの人が左を嫌がるあまりフェースを返さずに右に押し出すときのボールです。この時は打ち出し角がつくの高さが出て飛距離も出ます。フィッティングしていてドローきつめでひっかけ気味のボールが出た後に、右プッシュする人が多いです。引っかけたくないという意識が働くときほどインサイドアウトがきつくなります。というのは心理として左が嫌なので右へ、右に押し出したいのでインサイドアウトに。という感じに脳から体に伝達してしまうからです。

私は下手なのでクラブパスが3.5Rですが、実際に引っかけ系の人の場合はクラブパスが5R以上になります。そして、フェースアングルはクラブパスよりもRがきつくなります。上の測定結果ではクラブパスが3.5R、フェースアングルが5.1Rなので、クラブの軌道に対するFace to Pathが1.6Rとやや開いていますのでスピン軸も3.9Rとなり右プッシュからのスライス回転に。フェースアングルが3.5Rになればスピン軸は限りなく0に近づくのでストレートボールになるはずです。

3.インサイドアウトの軌道 右からのドロー

こういうボールが理想とする人が多いです。でも、これが安定して出ないのがスイングの難しいところ。フェースアングルがもう少しかぶってくると打ち出し方向が左により、スピン軸がもう少しきつめになりフック系サイドスピンが多めになります。また、かぶることでフェースが立つので打ち出しが低めになりキャリーが出ません。

我ながら上手く打ったと思っていますが、再現性はかなり低いです。1、2、3のスイングは出来るだけ同じようにトップ低めにしました。あとはフェースコントロールを意識してみました。やりやすいのは1と2です。1はフェースを返せばよく、2はフェースを返さないようにすればいい。3になるとセンターよりも少し右狙いのイメージでフェースを出す感じにしました。少し右狙いですが、室内なのでできることでコースだと無理だと思っています。

ストレートの軌道でストレートボールを打つ

私にとっての理想のスイング軌道であり、球筋です。というのも、狙ったところに真っすぐというのが一番シンプルだからと考えているからです。これは、すべてのクラブで同じイメージで打つように心がけています。アマチュアで練習量も少ないですから、スイング再現性は低いです。ですから、せめてスイングイメージだけでも真っすぐにしています。このイメージが出来ていると多少右に左に行ったとしても大けがにならないです。

ドライバーを14回振って1~2回はOBは仕方がない。残り12回のうち8回ぐらいはフェアウェイに乗っていればいいかなって感じです。ボールの高さやスピン量もそれほど気にしません。スイング再現性が低いうちは打ち出し角はバラバラ、スピン量もバラバラ、ということはボールの高さもバラバラですからね。とにかくフェアウェイにボールがあるのが一番だと思っています。

クラブの軌道が狙った方向に真っすぐであればスピン量が激増することはないです(打ち込まない限り)。ストレートボールで打ち出しが低い人に多く見受けられるのが、「スライスが絶対にイヤ、右に絶対行かせたくない」という強い意識がある場合、フェースを立てる傾向にあるので打ち出しが低めになります。

分かっているけどトラウマが

ゴルフは恐怖との闘いです。右に行く人は右に行かせたくないので捕まえに行って左に。練習場では50ヤードをウェッジでビシッと打てるのに、コースに行くとビビッてダフリかトップに。これを繰り返すと恐怖になります。いろいろな恐怖を克服するには練習しかないけど、トラウマがある場合は難しい。

持ち球がフックで、左に行くのが嫌なのにアドレスでフェースを被せる人。こういう人はスライスで相当悩んでいたので右に行くイメージが少しでもあるがイヤなので、球筋がフック系では被せてしまう。真っすぐ構えてとアドバイスしても1回は出来ても2回は出来ない。人間の心理がスイングに及ぼす影響は計り知れないです。

 

コメント

  1. […] 馬に蹴られてより引用 […]