テーラーメイド ステルスはSIM2とどこが変わったのか?

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テーラーメイドのステルスの試打クラブが量販店に投入されましたね。気の早いユーザーは朝一番から打ちに来ていました。私も早速打ちましたが、調子がよくないのかいい球が出ませんでした(-_-;)

ステルスはフェースが60層のカーボンで出来ています。これまでのチタンフェースからカーボンフェースに変わったのが大きな違いです。ただ、ヘッドに使われている素材はチタンとカーボンなので使う場所が変わったというだけという見方も。

大ヒットしたSIMやSIMとステルスはどう変わったのか?価格も含めて比較してみました。

値上がりしたステルス

 

各アイテムを見るとステルスはドライバーは3機種、フェアウェイウッドとユーティリティは2機種、アイアンは1機種となっています。SIM2の時はフェアウェイウッドが3機種でアイアンが2機種だったので種類が減りました。店舗限定・定価販売のセレクトストア商品はステルスプラスです。

価格ですが、ステルスはすべてにおいて値上げされています。原材料の高騰や輸入コストの上昇がこんなところに出てしまっているようですね。原材料や輸入コストが下がらない限りニューモデルの価格は上がり続けることになると思います。

 

ヘッド素材について

 

ステルスの最大の特徴はフェースをカーボンにしたことで、フェース重量を大幅に軽量化できたこと。この軽量化できたことで、ヘッド内部の重量配置をさらに最適的化できたことだと思います。カタログによるとチタンフェースの43グラムからカーボンフェースの24グラムと19グラム軽量化。また、フェース面積を20%拡大。

SIMやSIM2はソールがカーボンでした。カーボンソールの場合、重量配置が限定されてしまいます。しかし、ソールをカーボンからチタンにすることで重量配置の自由度が増します。これにより、打ち出し角やスピンコントロールがより理想値に近づいたのではないかと思っています。

スリーブを除いたヘッド重量はおそらく194~196グラムぐらい。この重量の中でどれだけ自由に使える重量を確保するかだと思っています。自由に使える重量があり、かつ自由に配置できる。ソール面積すべてが使えるステルスはこの自由度がSIM2よりも大きいのが最大の特徴ではないかと思っています。

飛距離に関してはフェースの反発係数の範囲内ということなので、大きく変わることはないと思っています。ただ、米ツアーのプロが使い始めているところを見ると、飛距離性能を落とさずにより使いやすいクラブになっているのかと思っています。

ヘッドスピードの遅い私でもボールの乗りがいいというか、球離れはいいのに食いつく感じがしました。フェースの表面は樹脂で出来ているのでそれが影響しているような気がしました。

総重量はSIMよりもSIM2、SIM2よりもステルスのほうが重くなっています。これは、シャフト重量が重くなっている影響だと思っています。

グリップですが、ステルスはSIM2と同じラムキンですが、太さが太くなっています。SIM2のグリップよりも太くなっていますが、一般的な60口径50グラムのグリップと同じ太さになっています。SIM2のラムキンが実は細かったんですね。SIMはゴルフプライドでしたが、SIM2はラムキンに変わりました。一説によるとSIM2の発売時期にゴルフプライドからの供給が間に合わなくて日本モデルはラムキンになったとか。今もグリップの供給は不安定ですからね。

青のSIM2から赤のステルスに。フェースはチタンからカーボンに。見た目は変わりましたが、ツイストフェース、イナーシャジェネレータ、スピードインジェクションなどの機能は受け継いでいます。大きく変わったところ、変わらないところは使った人だけが分かるでしょう。

 

 

 

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