先週は日銀の為替介入の観測などで円高になりましたね。しかし、チャートを見ると50日線、100日線、200日線は上向きです。
日銀の利上げ、FRBの利下げなど円高要因はあるもののまだ何も確定はしていません。思惑で動く可能性は否定できませんが、アメリカの経済指標は一進一退を繰り返して10年債も上下動を繰り返しています。
そこで、いつものように生成AIに今後のドル円の動きを聞いてみました。人が予測する場合はその人によってバイアスがかかるので、生成AIに単純にチャートから判断してもらいました。
perplexityに聞いてみました
perplexity PROでは画像の読み込みが2つ以上できるので、今回はドル円の日足、週足、月足のチャートを読み込んで今後の動向を出してもらいました。生成AIはClaude 3.5 Sonnetにお願いしました。
ご提供いただいたドル円のチャート(日足、週足、月足)を分析し、短期的、中期的、長期的視点での今後の動向について考察いたします。
**短期的見通し(日足チャートより)**
日足チャートを見ると、最近の価格動向は下降トレンドにあります。直近で157円台から急激に下落し、現在は157円前後で推移しています。RSI(相対力指数)が50を下回っており、短期的には弱気傾向が続く可能性があります。
– 支持線:155円付近と151円付近に重要な支持線が見られます。
– 抵抗線:158円付近に直近の高値があり、これが当面の抵抗線となるでしょう。
短期的には、155円の支持線を割り込むかどうかが重要なポイントとなります。この水準を下回ると、151円まで下落する可能性があります。
**中期的見通し(週足チャートより)**
週足チャートでは、2022年後半から続く上昇トレンドの中で、最近やや調整局面に入っていることが分かります。
– 主要な移動平均線(50週、100週、200週)がすべて上向きであり、中期的には上昇トレンドが継続している可能性が高いです。
– RSIは高水準から下降しており、過熱感の解消過程にあると考えられます。
中期的には、140円付近の200週移動平均線が重要な支持線となるでしょう。この水準を維持できれば、上昇トレンドの継続が期待できます。
**長期的見通し(月足チャートより)**
月足チャートからは、1985年のプラザ合意以降の長期的な円高トレンドが2011年頃を境に反転し、現在は長期的な円安トレンドにあることが分かります。
– 現在の水準は、1990年代前半以来の高値圏にあります。
– 長期的な移動平均線も上向きであり、円安トレンドの継続を示唆しています。
長期的には、日米の金融政策の方向性や経済ファンダメンタルズの違いが継続する限り、緩やかな円安トレンドが続く可能性が高いです。ただし、過去の高値圏にあるため、上値の重さも意識する必要があります。
**総合的な見解**
– 短期:調整局面にあり、155円の支持線が焦点
– 中期:上昇トレンドは継続しているが、一時的な調整の可能性あり
– 長期:円安トレンドが継続する可能性が高いが、上値の重さにも注意
今後の動向を左右する要因として、日米の金融政策の動向、特に日本銀行の政策変更の可能性や、米国の利上げサイクルの終了時期などが挙げられます。また、地政学的リスクや世界経済の動向も為替市場に大きな影響を与える可能性があるため、これらの要因にも注目する必要があります。
これらのことから短期的な下値は155円、中期的な下値は140円ぐらいになりそうですね。これは、今日までのチャート分析であり、今後の動きによっては更に下振れする可能性もあると思っています。ただし、長期的には円安は変わらないと思っています。
チャート分析において気を付ける点もperplexityに聞いてみました。
チャート分析を行う際には、以下の注意点や避けるべき誤解に気をつける必要があります
1. **チャートは全てを語らない**
チャートは過去の価格動向を示すものであり、将来を完全に予測することはできません。チャートパターンの多くは後付けで説明できるものの、実際の予測力は限定的です。
2. **過度の信頼は禁物**
サポートラインやレジスタンスライン、ゴールデンクロスやデッドクロスなどのテクニカル指標を過信することは危険です。これらは参考程度に留め、絶対的な指標として扱わないようにしましょう。
3. **「ダマシ」に注意**
テクニカル指標が示すシグナルが必ずしも正しいとは限りません。相場は予想外の出来事で急変することがあるため、複数の角度から分析することが重要です。
4. **短期的な変動に惑わされない**
日足チャートなどの短期的な動きに過度に反応せず、週足や月足など、より長期的な視点も併せて分析することが大切です。
5. **ファンダメンタルズ分析との併用**
テクニカル分析だけでなく、経済指標や金融政策などのファンダメンタルズ分析も組み合わせることで、より総合的な判断が可能になります。
6. **自己投影の罠**
人は無意識のうちにチャートに自分の心理を投影しがちです。客観的な分析を心がけ、自分の希望的観測に基づいた解釈を避けましょう。
7. **過去のパターンの再現性**
過去のパターンが必ずしも将来同じように再現されるとは限りません。市場環境や条件の変化を常に考慮に入れる必要があります。
8. **複数の時間軸での確認**
単一の時間軸だけでなく、複数の時間軸でチャートを確認することで、より包括的な分析が可能になります。
9. **相場の文脈理解**
チャートパターンだけでなく、その背景にある市場の状況や要因を理解することが重要です。
10. **柔軟な思考の維持**
一度立てた仮説に固執せず、新しい情報や市場の変化に応じて柔軟に分析を修正する姿勢が大切です。
これらの点に注意しながら、チャート分析を相場理解のための一つのツールとして活用し、過度の依存を避けることが重要です。チャート分析は投資判断の補助として使い、他の分析手法と組み合わせることで、より信頼性の高い投資戦略を構築することができます。
更にチャート分析を誤解する原因を聞いてみました。
チャート分析を誤解する主な原因には、以下のようなものがあります:
1. **過度の単純化**
チャートパターンや指標を絶対的なものとして捉え、複雑な市場動向を単純化しすぎてしまう傾向があります。市場は多くの要因が絡み合う複雑なシステムであり、単一のパターンや指標だけで将来を予測することは困難です。
2. **確証バイアス**
自分の予想や希望に合致するチャートパターンや指標を選択的に重視し、反対の証拠を無視してしまう傾向があります。これにより、客観的な分析が損なわれる可能性があります。
3. **過去のパターンへの過度の依存**
過去に成功したパターンが必ず将来も同じように機能すると考えてしまうことです。市場環境は常に変化しており、過去のパターンが同じように再現されるとは限りません。
4. **時間軸の無視**
異なる時間軸(日足、週足、月足など)のチャートを総合的に見ずに、単一の時間軸だけで判断してしまうことがあります。これにより、より大きなトレンドや重要な転換点を見逃す可能性があります。
5. **ファンダメンタルズ分析の軽視**
テクニカル分析に偏重し、経済指標、金融政策、地政学的リスクなどのファンダメンタル要因を考慮しないことで、市場の全体像を見失う可能性があります。
6. **ノイズへの過剰反応**
短期的な価格変動(ノイズ)に過度に反応し、長期的なトレンドや重要な支持・抵抗レベルを見失ってしまうことがあります。
7. **統計的有意性の無視**
特定のパターンや指標の統計的な信頼性や有効性を検証せずに、それらを盲信してしまう傾向があります。
8. **市場心理の軽視**
チャートは過去の価格動向を示すものですが、その背後にある市場参加者の心理や感情を読み取ることの重要性を見落としがちです。
9. **過度の自信**
チャート分析のスキルを過信し、市場の不確実性や予測の困難さを軽視してしまうことがあります。
10. **コンテキストの無視**
チャートパターンや指標を、その時々の市場環境や経済状況といった広範なコンテキストから切り離して解釈してしまうことがあります。
これらの誤解を避けるためには、チャート分析を他の分析手法と組み合わせ、常に批判的思考を保ちながら、市場の複雑性と不確実性を認識することが重要です。また、継続的な学習と経験の蓄積を通じて、より洗練された分析スキルを身につけていくことが大切です。
「ほんと、それ!」という回答を出してくれますね。自分なんかバイアスがかかりっぱなしなので、いつも失敗ばかりです。最近は生成AIのおかげで冷静に判断できるようになっています。バイアスがかかりやすい性格なので生成AIさまさまです(^^ゞ。これも、バイアスかもね(‘ω’)
おまけ 同じ質問をperplexityのSonar Large 324Kにも聞いてみました。
ドル円チャートの分析から、短期的、中期的、長期的視点での見解を以下にまとめます。
短期的見解(日足チャート)
現在、ドル円は下落トレンドにあり、最近の高値から急激な下落を示しています。
– 直近の高値である約158円から157円台まで下落しており、短期的な調整局面にあると考えられます。
– RSI(相対力指数)が急激に下落し、現在は40付近まで低下しており、短期的な過売り状態に近づいています。
– 150円付近に重要なサポートラインがあり、この水準が短期的な下値目標となる可能性があります。
短期的には、さらなる下落の可能性がありますが、150円付近で買い支えが入る可能性も高いです。
中期的見解(週足チャート)
週足チャートでは、上昇トレンドが継続していることが確認できます。
– 2022年後半から始まった上昇トレンドは依然として健在で、高値を更新し続けています。
– 移動平均線が下から上昇トレンドを支えており、特に150円付近の200週移動平均線が重要なサポートとなっています。
– RSIは高水準を維持していますが、やや下落傾向にあり、中期的な調整の可能性を示唆しています。
中期的には、上昇トレンドが継続する可能性が高いですが、150円付近までの調整も想定されます。
長期的見解(月足チャート)
月足チャートからは、ドル円の長期的な上昇トレンドが確認できます。
– 2011年頃から始まった長期的な上昇トレンドは、現在も継続しています。
– 過去の高値である2022年10月の151円台を突破し、新たな高値を更新しています。
– 長期移動平均線が下から相場を支えており、特に120円付近の200月移動平均線が重要な長期サポートとなっています。
長期的には、上昇トレンドが継続する可能性が高く、さらなる円安ドル高の展開が予想されます。
総合的な見解
– 短期的には調整局面にあり、150円付近までの下落の可能性があります。
– 中期的には上昇トレンドが継続すると予想されますが、一時的な調整も想定されます。
– 長期的には円安ドル高の傾向が続く可能性が高く、新たな高値を更新する可能性があります。
ただし、為替相場は金融政策、経済指標、地政学的リスクなど様々な要因に影響されるため、これらの要因の変化に注意を払う必要があります。特に日米の金融政策の動向や、インフレ率の推移が今後の相場に大きな影響を与える可能性があります。
他にもChatGPT 4oにも聞いてみましたが、短期~中期での下値は150円から155円ぐらいでした。
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