アマチュアゴルファーはなぜフェアウェイウッドでチョロなどのミスを連発するのか?古閑美保プロが解説!
「アマチュアゴルファーがフェアウェイウッドでチョロなどのミスを連発してしまう原因は、アイアンのように上から打ち込んで打ってしまうためだ」と古閑美保プロは話す。これを防ぐためには、フェアウェイウッドではボールとフェアウェイの間を滑らせるくらいの感覚で打つことを古閑プロは推奨している。フェアウェイウッドは少しダフっても大丈夫くらいの心構えを持つべきだと古閑プロは説明している。
こういう記事がありました。
「アイアンのように上から打ち込んで打ってしまうためだ」と言っていますが、これまで何百人の人をフィッティングしている私からするとフェアーウェイウッドが苦手な人の多くはアタックアングルがアッパーブローの人が多いです。これは、「ボールが上がらない」ということが、「ボール上げたい」といことになり、すくい打ちにつながります。
「ダウンブロー=ダフる」というイメージがあり、ダウンブローには打てない人が多いです。というのも、ダフった時の衝撃と精神的なダメージが脳にネガティブなイメージを植え付けます。すると、ダブるのが怖いので自然とダフらないように打つようになります。するとアッパーに打つようになっしまいます。アッパーで打つということは、クラブの最下点がボールの直前であればヒットしますが、ボールより手前であればダフリかトップしかありません。ダフリが怖い場合はトップかボールの上を叩いたチョロになります。
人間の脳はネガティブなことに対して回避するように出来ています。それは、ネガティブな経験が多ければ多いほど回避傾向が強くなります。
ダフリを回避するとトップやチョロが出ます。ダフリは手に衝撃が来るので、脳にとっては嫌なイメージしか残りません。これが、フェアーウェイウッドやユーティリティが苦手になる要因です。では、どうしたらいいかですが私は「クラブのソールをボールの手前に着くいイメージで振ってください」とアドバイスします。
しかし、フェアーウェイウッドやユーティリティが苦手な人は素振りでソールをマットに着くことができません。自分で一生懸命についているつもりでも最初は着けない人が多いです。これは、脳がダフリを回避したいということで着くことを回避しているからです。しかし、何度か頑張って素振りをするうちに着くように出来ます。そして、ボールを打つわけですが、最初はやはりマットにソールがつきません。それでも、根気強く着くようにお願いするとソールがマットに着くようになり、ボールが上がるようになります。
大きく手間について上手くいかないこともありますが、これは練習で徐々に改善するしかありません。「ダフる=失敗=ネガティブ」これを「マットに着く=成功=ボールが上がるようになる」になるまでは心と脳に違和感があります。克服するには違和感がなくなるまでマットにソールを着ける練習をするしかありません。
「こうやれば出来る」というのは誰でもわかっていることだけど、それが出来ないのがゴルフです。出来ない要因はいくつもありますが、考え方やイメージを変えないと「出来る」ようにはなりません。「出来る人」には「出来ない人」がなぜ出来ないのかは分からないことが多いです。
「こうやれば出来る」というは結果であり、どうしたらそれが出来るかを示してくれるのなかなかあ見るかりません。それが見つかればいいのですが、難しい問題です。
私も日々フィッティングをしていますが、どうしたら「それ」が伝わるかをいつも考えています。正解はなかなか見つからないので、試行錯誤の繰り返しです。
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