今年前半はテーラーメイド、キャロウェイ、ピン、ミズノなどが新しいアイアンを発売しました。そこで、2024年から2025年に発売されたアイアンのポジショニングマップを作製しました。
2025年版のポジショニングマップでは、操作性(上級者向け)から寛容性(アベレージゴルファー向け)の軸で分類されており、さらに素材や構造による色分けもされています。素材に関しては、フル軟鉄かそれ以外かで分けられており、最近はボディが軟鉄でフェースが反発系素材というハイブリッド構造のモデルが増えている傾向があります。
ゴルフクラブのポジショニングマップ(アイアン編)
私は年間1000人近くのゴルファーをフィッティングしています。1000人近くのゴルファーをフィッティングをしているとアイアンに対する考え方やこだわりは1000人それぞれがが違います。また、 クラブに求めるものが理想と現実で乖離している人も多いです。
私は、ゴルファーそれぞれが自分が使いたいクラブはどんなポジションなのかを知る目安になればいいなと思ってポジショニングマップを作りました。
操作性
操作性が高いアイアンといえばマッスルバック(MB)ですね。男子プロや上級者が好んで使うのがこの操作性の高いアイアンです。ロフトは34度前後のものが多いです。
また、小ぶりなフル軟鉄のキャビティも操作性が高いですね。モデルでいうとZXi7、BLUEPRINT S、P7CB、620CBなどです。
操作性=寛容性
寛容性もあるけど操作性がいいアイアンというと、上級者やアスリートゴルファー、女子プロなどが使っているアイアンです。ヘッドは小ぶりなものから少しだけ大きいものまで。
素材はフル軟鉄のハーフキャビティやボディが軟鉄でフェースはバネ鋼などの反発素材を使ったハーフキャビティが多いです。モデルでいうと241CBと242CB+、ZXi5、i230、T100とT150、X-FORGEDなどです。
寛容性
とにかく優しいアイアンがいいという人にお勧めですね。寛容性=飛び系と言ってもいいでしょう。ヘッドが大きく、ソールは広い。素材はステンレスが多く、また反発性能が高いものが多いです。寛容性アイアンの代表格と言えばXXIOですね。XXIOの対抗モデルでオノフAKA、キャロウェイのELYTE、ピンのG430、プロギアの04などもいいです。
ロフト角について
操作性から寛容性に行くにつれてロフトはストロングになり、ヘッドは大きくなる傾向にあります。ヘッドは小ぶりで飛び系になるとピンのi530ぐらいでしょうか。理想と現実は離れているもので、優しくてヘッドが小さいモデルはありません。ただし、ヘッドが小さくても使いやすいクラブはあると思います。
ヘッドが小さい=難しいというのが一般的な認識ですが、ヘッドが小さくても使ってみたら難しくないアイアンもあると思います。
ヘッドスピードとロフト角
ヘッドスピードがある人が寛容性のあるモデルを使うとロフトが立っているので飛び過ぎることがあります。また、ロフトが立っているアイアンはフェース素材が硬いのでスピンが少なくランが出やすいです。
ヘッドスピードがない人はロフトが立っているアイアンの方が飛距離は出ますが、スピンが少ないのでボールは止まりません。この辺りがアイアン選びの難しいところです。
飛距離重視であればストロングロフトのアイアンがいいです。打感重視であれば軟鉄アイアンがいいです。スピン重視であればロフトのねているアイアンがいいです。
今よりも飛んで、打感が良くて、ボールが止まるアイアンはないです。ヘッドスピードがあればそれは可能になりますが。飛ばしたけどヘッドが大きくて嫌だとか、つかまりがいいけど打感が嫌だとか、こういう人が多いのも事実です。
何を重視するかをハッキリ決めないとアイアン選びは難しくなります。あれもこれもという人に合うアイアンはなかなか無いと思いますよ。
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