間違いだらけのクラブ選び ヘッドスピードでシャフトを選ぶのは危険

フィッティングをする時に必ず聞くことがあります。ヘッドスピードがありそうな人には「シャフトの硬さはSでいいですか?ロフトは9.5でいいですか?」、ご年配の方には「シャフトの硬さはRでいいですか?ロフトは10.5でいいですか?」など。また、「シャフトの硬さは何がいいですか?」「ロフトは9.5と10.5のどちらがいいですか?」など。人によって聞き方を変えています。

 

ヘッドスピードでシャフトを選ぶのは危険

ヘッドスピードがあると思っている人はSフレックス、ヘッドスピードがないと思っている人はRフレックスというのは大間違い。ヘッドスピードがあるというのはいくつぐらい?なのでしょう。

 

先日、クラブの購入を前提にフィッティングしに来店された方がいました。年齢は60歳をちょっと超えたぐらいの方でした。その方は、キャロウェイのMAVRIKかテーラーメイドのSIM MAXを検討されていました。試打をしたいクラブのスペックを聞くと「ロフトは10.5、フレックスはSR」がご希望でした。

 

最初にテーラーメイドのSIM MAXを試打してみると当たりが悪くていい結果が出ませんでした。次にキャロウェイのMAVRIKを試打してみると一発目からいい当たりが出ました。それぞれを打ち比べてみると、キャロウェイの方が結果が出ていました。その方のヘッドスピードは35.5~36.5m/sぐらいでした。

 

ヘッドスピード的にはRかSRですが、Rだと「しなりを感じすぎて打ちにくい」とのこと。結果もRはあまり飛びませんでした。「打ちにくい」=「スウィングプレーンが安定しない」=「打点位置がバラバラ」になるので、結果が出にくいです。今度はSを打ってもらいました。すると、一発目からいい当たりが出ました。シャフトは硬いと感じることなく、「打った感じがいい!」とのこと。Sにするとクラブ重量が重くなり、ヘッドが垂れる場合がありますが、その方はバックスウィングがゆったりしてトップの位置が安定しているので少し重いぐらいではヘッドが垂れることはありませんでした。

 

SとSRを結構な時間打っていただいたので、体力的に厳しいかと心配してしまいましたが、結果としてはSの方が飛距離も方向性もよかったです。その方は、ドロー系がやや強めだったので硬い方が左に行きにくいという結果が出ました。ややロースピンだったのが、スピン量が増えたことでキャリーが増して距離が出たということです。ヘッドスピードはSもSRも変わりませんでした。

 

ドロー系の人はスピンが減少傾向にあるので、ヘッドスピードが遅いとボールが失速してキャリーが出ません。キャリーを出してあげることで飛距離が出るようになります。ヘッドスピード36m/s前後であれば、バックスピン量は2500回転/分以上あるといいですね。でも、人によってはロースピンを好む人もいるので、ケースバイケースで対応しています。

 

シャフトを選ぶときは振りやすさを重視し、結果が出るものを選ぶ

シャフトを選ぶときに重要なことは、振りやすいかどうかです。「振りやすい」=「スウィングプレーン」が安定します。スウィングプレーンが安定すると打点位置がまとまってきやすいです。ですので、振りやすいシャフトが結果としてSなのかSRなのか、それともRなのか。「Sは硬い!」という先入観があると、最初から敬遠してしまい、自分に合っているシャフトを選ぶことが出来ません。まずは、振ってみることです。また、振りやすいシャフトが決まったら、数回に分けて振ってみることです。調子のいい日と悪い日がありますからね。それと、シャフトが決まったら、試打はする時は3球だけにする事です。

 

なぜ、3球かというとラウンドするときは1球ですよね。OBや暫定球の場合のみ2球です。10球も20球も打つことはありません。「これ!」と決める時は3球だけで、ルーティーンを守りラウンドする時と同じように集中することです。それを、日を分けて2~3回試打して決めるのがいいです。決まったら、クラブを手に入れて練習あるのみです。

 

フレックスを知った瞬間に当たらなくなる

フィッティングをしていて、お客様のスウィングや球筋を見ていると「こっちのシャフトの方がいいかも」と思うことがよくあります。そういう時、お客さまにはフレックスを言わないで「今度はこれを試打してみてください」と言って試打してもらいます。結果として、いい球が出たりすると気分がいいもので、試打したシャフトは何かと見た瞬間に「これって?」という感じになる事が多いです。よくあるのが、ヘッドスピードが45m/s以上ある人にはXフレックスが合うことがあります。ちょっと硬くすることで振り感がシャープになって飛距離が伸びて方向性が良くなります。でも、Xというのが意外(吃驚)と感じてしまった人は、次から当たらなくなります。

 

結果から選ぶのではなく、先入観や経験で選んでいる人は選択枠が狭いので、なかなか自分にあったシャフトを選ぶことが出来ないと思っています。また、矢鱈目ったらいろいろなシャフトを試打する人は球筋を見て打ち方を変えてしまう人が多いので、自分にあったシャフトを見つけるのが難しいと思います。まずは、自分のスウィングにあったシャフトを選ぶのが一番いいです。

 

お店に行って「自分に合ったシャフトを知りたいのですが?」と言うのは良くないです。何故かといえば、お店としてはクラブ(商品)の購入を前提として試打してもらいたいからです。ですから、自分に合ったシャフトを知りたいときでも、クラブメーカーを決めてください。特に試打用シャフトのバリエーションが多いメーカーがいいですね。今だと、キャロウェイとかテーラーメイドです。また、古いシャフトはないことが多いです。どうしても古いシャフトを試打したいときはシャフトメーカーの試打会に参加することです。また、ゴルフ5プレステージは試打クラブが2500本以上あるので自分にあったシャフトが見つかるかもしれないです。

 

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