今、『野村ノート』を読んでいるがこれが面白いし、いいことが多く書かれている。僕はもともと野村克也氏のことは好きだし、サンケイスポーツの紙面に連載されている『野村の考え』のファンでもある。
野村克也氏といえば南海時代にプレイングマネジャーとしてチームを優勝に導いたことは有名。しかし、選手時代の野村克也氏の成績はもっと凄くて三冠王1回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回の名プレイヤーでもある。監督としてはリーグ優勝5回、日本シリーズ優勝3回の実績もある。この本を読むと実力も実績もある野村克也氏でも野球に対する探求心は誰よりもあるように思えてならない。野球のバイブルとして読むのもよし、監督(管理職)のバイブルとして読むのもいいと思う。
僕の場合は競馬の予想に対する考え方で思い知らされた部分が多かった。
私はよく「先入観は罪、固定観念は悪」というが、野球界にはこうした固定観念が数多く存在するのもまた事実である。p50
よく「野村野球=データ野球」と言う人がいるが、私は決してそうは思っていない。データとは観察のもととなるもので、試合の前までに用意するものだ。一方、情報は試合の中で拾うものである。p87
データの必要性は、いうまでもなく「知らないよりは知っていた方がいい」だ。p183
まさに競馬にも当てはまるでしょう。この本を読むと野球を見る目が変わってくるだろうし(僕の場合はどちらかというと既に野村ノート寄りかも)、今後の僕の競馬予想は変わってくると思う。多分ね。
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