テーラーメイドのQi10のチューニングマニュアル(弾道調整)ですが、メーカーサイトには出ていませんが、ステルス2と同じです。
ロフトはSTD(スタンダートポジション)から±2度、ライ角は+4度まで調整が出来ます。ソールした状態でロフト+2度はフックフェースに見え、ロフトー2度はオープンフェースに見えます。
STEALTH2のチューニングマニュアル
ライ角はQi10はSTEALTH2と同じで、Qi10とSTEALTH2が56°、Qi10LSとSTEALTH2 PLUSが54°、Qi10 MAXとSTEALTH2 HDが58°です。STEALTH、SIM2、SIMはどのタイプもライ角は56度です。
STD LOFT ポジション
カタログに出ているライ角、ロフト角のポジションになります。一般的にはこのSTDポジションで使う人がほとんどです。
HIGHER ポジション
ロフトを2度寝かして、ライ角を2度アップライトにしたポジションです。ロフトを2度つけることで、ソールしたときにヘッドは、スクエアの状態から4度クローズ(フェースが閉じた状態)になります。主に、フェード系からスライス系の方にお勧めのポジションです。
STDポジションの状態で、ご自身でフェースをクローズしているような人は試してみるといいです。これで、打ち出し方向が改善されるとボールの落下地点もよくなります。
ロフトをつけるのでスピン量は多くなります。
UPRT(アップライト) ポジション
ロフト角はSTDポジションと同じですが、ライ角が4度アップライトになります。身長が高い人でヘッドがフラットに見える人にお勧めのポジションです。
また、フェースアングルは変えたくないけどつかまりをよくしたい人は、UPRTポジションにすることにより、ヘッドターンがよくなるのでつかまるようになります。
打ち出し方向が左の人には、より左に行く可能性が高いのでお勧めしません。
LOWER ポジション
LOWERポジションはロフトを2度立てて、ライ角は2度アップライトになります。
ロフトを立てたい人にお勧めのポジションですが、LOWERポジションにする場合はソールした状態ではフェースはオープンになるので、常にフェースをスクエアに構えられることが条件になります。
レアケースとしては、オープンにしたまま右に打ち出してドローで戻すような打ち方をする人がたまにいます。このような持ち球の人はインサイドアウトがややきつめの人ですね。クラブパスが右に5以上の人にこのようなアングルを好む時があります。
ロフトが立つのでスピン量は減ります。
ポジション調整はいつする
スリーブの調整は球筋が安定してから行うのがいいです。スライス、フェード、ドロー、フックなど一定方向にだけ飛ぶようになってから調整することで、打ち出し方向とボールの着地点が改善されます。
左右に散らばっているうちはスイングが安定していないでの、調整をしても効果を持続できない可能性が大きいです。
スウィングタイプ別おすすめのポジション
スウィングタイプと言ってもいろいろありますが、これまでフィッティングをしてきてこれは効果があったということを書いてみます。スウィングタイプはトラックマンで計測した結果をもとにしています。トラックマンで計測せずに自分で判断した場合はその限りではありませんのでご注意を!
フェード系 スウィング軌道はアウトサイドイン
現状、ボールの着弾がフェアーウェイにある人は調整不要です。ご自身で修正しているので問題ないです。ボールの打ち出しが真ん中から右の人はHIGHERからUPTまでの間で調整し、ボールが安定するポジションを探してみてください。
10.5のヘッドで左に行きすぎる人は9.5のヘッドを試してみるのがいいです。左に行き過ぎる人はアドレス時のフェースの向きを被せすぎる傾向にあり、9.5の方が被せる度合いが少なくなる人が多いです。これは、フェースの見え方を自分で調整してしまうので、10.5でも9.5でも同じようにしているからです。
ドロー系 スウィング軌道はインサイドアウト
チーピンは嫌だけどつかまえてドローを打ちたい人向けのポジションになります。おすすめはつかまる感じにフェースが見える№2~6のポジションです。つかまりを抑えるなら№2か3のポジションがおすすめです。
フェースが右を向いているのが好きな人は№8~12のポジションがおすすめです。
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