Q:パターってどうやって選んだらいいですか?

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パターの選び方はいろいろありますが、私が一番大事にしているのは「1mの距離なら9割以上の確率で入るパターを選んでください」です。1mのショートパットが確実に入るならば、カップの半径1m以内に寄せることが出来れば2パットで上がれます。

じゃあ、1mの距離が確実に入るパターの選び方ですが、それは

  1. 本番と同じルーティンで打つこと
  2. ひたすらカップに向かって打つこと
  3. 必ず1mオーバーするぐらいで打つこと
  4. カップ1個分以内に入るパターを選ぶこと

本番と同じルーティンで打つこと

パターを選ぶときにお店のパターコーナーでただ何となくカップに向かって打つのは時間の無駄です。必ず、本番と同じルーティーンで打つのが大事です。ボールをいくつも置いて、パターで引き寄せて、スタンスはそのままで打つ。これで、カップに入っても本番では入らないでしょう。

パッティングに入る前に、カップを見て、スタンスを決めて、アドレスをして、これを繰り返す。パターのヘッドにはいろいろな形状があり、またシャフトの入りもいろいろです。形が変わるとアドレスが変わる人が多いです。本人は気づかないですが、ボール位置が変わったり、アドレスの方向が左右どちらかにずれたりします。

本番と同じルーティンを行うことは、自分にあったパターを見つける第一歩です。

ひたすらカップに向かって打つこと

面白いもので、カップを見ないでボールをひたすら打つ人、スウィングを気にしてカップを見ない人、カップは見るけどスウィングテンポがバラバラな人など、パターコーナーにはいろいろな人がいます。

『カップに向かって打つ』ということは、パターのフェース面がカップに対してインパクト時に直角になり、フェースはカップに向かっているということです。

カップは見るけど、フェースは被ったり開いたりしていると真っすぐカップに向かってボールは転がってくれません。フェースを意識しすぎると、押し出したり引っ掛けたりします。『真っすぐ引いて』とよく言われますが、『真っすぐ引いても真っすぐ出ません』。というのも真っすぐ引くことに意識が働き過ぎてバックスウィングがぎこちなくなります。すると、スムーズさに欠けるので真っすぐストロークできません。

大事なことはボールの手前5~10センチからボールを打った後の5~10センチぐらいだけが、カップに対して直角になることです。この約20センチが、フェースがカップ(目標)に対して真っすぐ出れば真っすぐ転がります。

大事なのは引くことよりも打つことです。これは、すべてのクラブに言えることだと思っています。

必ず1mオーバーするぐらいで打つこと

1mの距離が必ず入るパターを選ぶので、1mオーバーしても返しは入るということです。1mオーバーするぐらいなら、カップに入る可能性はありますが、ショートではボールはカップに入りません。意識するのはジャストでカップインすることではなく、必ず入る強さで打つことだと思っています。

カップ1個分以内に入るパターを選ぶこと

パターコーナーで見ていると、パターが下手な人は1mの距離でもカップ1個分以上外しています。どうして外れているのか本人は分かっていませんが、見ていると外れる方向を向いていたり、フェースの方向がバラバラだったりしています。また、パターのグリップ位置も握り直すたびに違っていたり、ボールをただ打つだけだったりしています。

本番と同じルーティーンを守って、カップに向かって打つだけで、実は自分にあったパターが見つかります。何故か、カップに好く入るパターと、入らないパターがあります。それは、パターの形状やネック形状が影響して、いい影響を与えてくれるパターはフェース面がカップに向かってくれます。

説明したり、アドバイスをしないでじっくり観察していると、動きなどで分かります。

即決出来ないときは、日を改めて同じことをしてみる

なぜ、このパターいいのか分からないと不安に思う人が多いです。どうしてなのかそのパターが合っているのか説明して、納得したような感じでも決めきれない人は多いです。それは、失敗したくないからです。でも、多くのアマチュアゴルファーはパターが下手です(私も下手です(^^ゞ)。自分に合っていると信じて使った方がパターは入ります。

ですから、合っていると思ったパターが見つかったなら、日を改めて同じパターで試してみてください。何度やってもいい感じのパターなら使った方がいいです。じゃないと、いつまでも合っていないパターを使うことになりますから。

どうしても、不安な時は自分のパターを持参して打ち比べてみるのがいいと思います。その時は、お店のスタッフに見てもらった方が尚いいですね(客観的に見てもらって)

ストロークによってパター形状を選ぶ

ピンのフィッティングではアイピンというiPhoneアプリを使ってフィッティングを行っています。私もだいぶ前ですが研修を受けました。このアプリを使うとストローク別に最適なパターを選んでくれます。真っすぐ引いて真っすぐ出すタイプはフェースバランス、やや開閉するの人はセミアーク、開閉が大きめの人はアークのパターになります。

フェースバランスのパターはマレットやネオマレット形状で、ネックはシングルベントかダブルベントです。パターシャフトを水平にした時にフェース面が上を向いて水平になるパターですね。

セミアークはピン型に多く、ネック形状はクランクです。ネオマレット形状でもクランクネックはセミアークになります。数は少ないですが、クランクのロングネックはフェースバランスになるものが多いです。

アークはL字マレットやショートスラントネックです。

ストロークによってパター形状を選ぶのはひとつの目安ではありますが、絶対ではないです。まずは、使ってみてから判断するのがいいと思います。

パターの長さの基準

ひとつの目安ですが、165㎝以下の人は33インチ、166~170㎝の人は33~34インチ、170㎝以上の人は34~35インチです。人によってアドレスしたときの前傾が違います。前傾がきつい人は短め、起き気味の人は長めがいいですね。アドレスしたときに、自然に構えられる、構えやすい長さを選んでください。

身長で選ぶのはひとつの目安です。手が長い人は短めのパターだったり、足が長く腰の位置が高い人は長め方がよかったりしますからね。

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